2012年6月1日金曜日

LPIC304 合格体験記

LPIC304に受かりました! 体験を共有したいと思います。

勉強期間と点数

勉強期間は、合計すると丸10日ぐらいで、テストの結果は90%でした。

※)ただ、私は普段からkvmを使って仮想マシンの管理をしていたので、仮想化についてはそれなりに知識がありました。そして、クラスタについてはほとんど素人でした。その前提で、この勉強時間です。

感想

LPICの中では、問題が素直で簡単でした。少なくとも301のほうが細かいことを聞かれた気がします。

 また、かなりの時間を実機で勉強したのですが、やりすぎた感があり、もう少し手を抜いてもよかったかなあと思いました。

勉強法

以下の順序で勉強していきました。
  1. LPIの公式HPで試験の出題範囲と、各項目の重要度をチェック。
  2. 書店でLPIC304の問題集を買い、どんな問題が出題されるか確認。
  3. その中で、よく出題されるソフトウェアについては、実機で動かしながら勉強。それ以外のソフトウェアはネットなどを調べて座学。
  4. 問題集を一通り解けるようにする。
実機での勉強は、まず勉強がてらXenのマシンを作成し、その上に仮想マシンや仮想ネットワークを作って、その上でいろいろなソフトウェアを試してみるという方法をとりました。

実機で動かしてみたソフトウェアは以下のとおり。
  • Xen:インストールから仮想マシンの作成・複製・編集などかなりみっちり
  • KVM:普段から使っていたので、あまり勉強せず。
  • LVS、keepalive:実際にロードバランスさせてみた
  • HAProxy:実際にロードバランスさせてみた
  • Heartbeat、pacemaker:実際にクラスタを組んで、フェールオーバできることまで確認した
  • DRBD:実際にクラスタストレージを組んで、 フェールオーバできることまで確認した
特にpacemakerが難しくかなりハマりましたが、クラスタの基本知識がついたので、すごく勉強になりました。

以下のソフトウェアは実機を動かさずに、座学ですませました。
  • 他の仮想化製品 VMWare, VirtualBox, Hyper-V, etc
  • RHCS (本当は動かしたかったが、うまくインストールできず断念)
  • GFS
あと、座学の中では、特に仮想化の技術的な知識はしっかり勉強しました。
特に、各仮想化製品ごとの特権命令実行時の処理について勉強しました。

さいごに

LPIC304は素直な問題が多いので、普通に上記のソフトウェアを一回使ってみれば合格できると思います。 つたない文章でしたが、今からLPIC304を受けようと思っている方の役に立てたら幸いです。